私の天敵

10
13
2011

私の天敵はウィルス性のイボ。
うちのクリニックは結構イボとりが有名で、
老化のイボでもウィルス性のイボでも、
一度に何百個あっても
かなり患者さんには侵襲を与えずに短時間でとっています。

2日前も700個近くとっていった方がいました。
私はどんなに小さいイボも見逃しません。
でもそれには理由があるんです。

私はイボが大嫌いなんです。
皮膚科時代には、ウィルス性のイボを
液体窒素というもので焼くのですが、
基本的に素手で焼いていくので、
イボの患者さんから感染してしまうんです。

この液体窒素治療は普通にやっても
とてもとても痛い治療なのですが、
私達は医者同士でイボをやくときには早く治すため
容赦なく焼いていくので
(自分で焼くととても痛いので手加減してしまうため、
他のドクターに頼みます)、
何日も痛みが強くて軽く物が触れるだけでも
痛みに震えるほどなんです。

でも手袋を許されないのは、
皮膚科医は何回も感染してるうちに
イボの抗体ができて感染しなくなっていくので、
イボが感染しなくなったら皮膚科医として一人前と
言われていたからです。

でも、特異体質の人もいるんです。
それが私でした。
抗体を作りにくい体みたいで、
延々とイボが感染してしまうんです。
同期のドクターたちはみな感染しにくくなってるのに・・私は・・。
そして、
毎回震えるほど痛い思いをして焼いてもらってるうちに、
私の中では完全にイボが敵となってインプットされてしまいました。


当時の準教授には、「鈴木は皮膚科に
向いてないと言うことかもな」ともいわれ・・。
だから、どんな小さいイボも見つけちゃうんです。
そして今回もまた・・足の裏にイボが・・・
明日慈恵医大の皮膚科にまた行くことになり、
知人のドクターに行ける時間を連絡しました。

後、ここ数年裏技的に使われているのが性病の
イボである尖圭コンジロームの塗り薬。
これも併用するため、この塗り薬を知る人が
私の携帯している薬を見たら、
あれこの人??みたいな感じなんだろうな。
クスン。


うちの猫とミニチュアダックス
うちの猫にとっては
このかわいいミニチュアダックスが天敵です。
でも、このダックスにとっては、
うちの猫は最も愛する対象なのです。
動物の世界も恋愛は難しいですね。

Comment:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://kireicafe.chicappa.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/254
Listed below are links to weblogs that reference
私の天敵 from キレイカフェ*ブログ

ページの先頭へ戻る