鹿にとっての塩分

08
17
2012

鹿


日光


先日、日光白根山に久しぶりの登山に行ってきました。
五色沼のほとりでランチの後、どうしてもどうしてもおトイレに行きたくなってしまって、
本当に自然の神様には申し訳ないのですが、近くのブッシュの陰で用を足させてもらうことに。
でも、用を足し始めると、50メートルほど離れたところにいた、
雄のシカが2頭ゆっくり近づいてきて、とうとう50cmぐらいの鼻息もわかる至近距離に来て
私の無防備な状態をじっと見つめはじめました。
我慢していた分、途中で、やめることもできないし、
この無防備な状態を友人を呼んでさらすわけにもいかないし
私はこの2匹は草食動物でも特殊で私は食べられてしまうのではないかと
思いながら用を足し続けました。
何とか終わった焦る気持ちで身支度を整えて、友人のもとに帰りちらっと後ろを振り向くと、
明らかに私のいたところの草を食べてる感じ。
どういうこと?
ちょっと汚いし自分のしたものを食べられるなんて恥ずかしいと思いながら
どうする事も出来ずに帰ってきました。
翌日、偶然登山部だった友人と話して、鹿が用を足してるときに目の前まで来たことを話すと、
友人が、
「それ、稚子が帰った後、おしっこ嘗めてるよ」
と言われてびっくり。
「いや、まさに嘗めてたと言うかそのあたりの草食べてた。でもどうしてわかったの」
「草食動物は肉とかから塩分とることがないから、土の中の岩塩とかを食べるだけで
補給が難しいんだよ。だから、生きていくために絶対必要な塩分がいっぱいあるおしっこは
彼らの生きてくための必需品だから、この上ない栄養源なんだよ」
そうなんだ。
前にカナダで、鹿がたくさんいて近くにちょっとでも行くと逃げてしまって
なかなか写真が取れずに苦労したけれど、目の前で、用をたし始めればよかったのか。
でも、そうすると一緒にいった人にその無防備な姿見せなくちゃいけなかったことを考えると・・
どちらにしろ、勉強になりました。

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