母性

（前ブログからの移行記事です）
女性はある程度年齢が行くと、子供がいるいないにかかわらず母性が出てくるようだ。最近は女性も仕事を続けることが多く、結婚しても子供を作らなかったり、結婚もしない女性も増えてきている。私もご多分に漏れずその仲間入りだ。でも子供がいようがいなかろうが、ある年齢になると女性には母性が出てくることが多いみたい。動物や、子供に対してかわいいと思う気持ちが強くなり、何かをかわいがりたいという気持ちが出てくるのだ。
私も30を過ぎたころから、母性が出てきたようで、特に開業した後からは強くなってきたようだ。
普通なら出産して、子供に愛情を向けられるのだが、私の愛情の矛先は子供がいないため、患者さんに向いているようだ。年齢や男性･女性にかかわらず、自分を頼って受診してくる患者さんはかわいくなってくる。特に女の子たちが少しでもキレイになるためにがんばっているのを見ると本当にキレイになって喜ぶ顔を見たいと思う。
よく親が自分の身に何か起こるかもと思うときに子供の顔が浮かぶというが、私はスキーをしていてこけて宙を舞ったときに、なかなか治らない患者さんの顔が1人づつ、走馬灯のように頭の中をよぎっていった。

時々自分は誰にも心配されていないという人がいるけれど、人間て、思いもよらないところで心配されて思ってもらっているんだよね。うちのクリニックに来ていてなんだか治りが悪い人…私に心配されていると思ってね。