へパリンの巻き起こした余波

03
13
2008

知ってる人は知ってるかもしれませんが、へパリンという抗凝固剤で、アレルギーを起こし多くの方が命を召されました。

 

『へパリンとは何か?』

 

普通の人は我関せずと思うかもしれないけれど、入院して点滴してる人は、みなさんまずほとんどの方が、

へパリンを体に入れています。点滴が終わったり、始める時に入れていて、血が固まっているのを溶かしたり、

固まらないようにしているのです。また、入院してなくても、透析をしてる人は、透析の度に使っています。

そう、とても多くの方が使ってるものなのです。

そして、へパリンでなぜ、アレルギーを起こしたのかを調べた結果、 へパリンはブタの腸からつくるもので、

今回へパリンだけでなく、一緒にへパリン様物質も混入してしまい、アレルギーを起こしたとのこと。

 

 

「へパリン様物質ってでは一体何ですか?」

 

もちろん、厚生省と薬の情報センター関係の医師たちのやり取りで、その質問が出たそうです。

そう、そして私もずっと前からその説明が聞きたかったのです。

皮膚科の薬で、へパリン類似物質というのが入ってる大変よく使う外用剤があります。この会社の人に

 

「類似物質って一体具体的に何ですか?」

 

と聞いても、

 

「それは企業秘密です。」

 

と教えてくれず、ほかの市販の保湿剤に入れている会社に問い合わせても、企業秘密で教えてくれなかった、

このアバウトな名前の物質。(ただし、へパリン類似物質と、へパリン様物質も同じ意味に聞こえるが、

違うものかもしれない…)これでベールがはがれるのかもしれない・・・・(隠されれば隠されるほど

知りたくなってました)

 

 

そして、事件は思わず、違うところで余波を招きました。

 

今回の事件がなければ、へパリンが何からできてるかなど、言及することもなく知ることもなかったのですが、

ブタの腸から作られることが知れ渡り、驚愕したのはイスラムの方々です。ご存じのように豚は不浄のもので、

豚肉を食することを絶対にしないのに、知らぬ間に、入院してる人、透析してる人すべてがの方々が、

豚の腸を体内に入れていたというのだから動揺は半端なものではないらしく・・・イスラムの国々は

パニックだとのことです。(もちろんへパリンを使わなければ、透析の方々は生きていけませんので、

死を選択するかどうかの大問題です。)

 

 

本当に知らぬが仏ですね。

Comment:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://kireicafe.chicappa.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/150
Listed below are links to weblogs that reference
へパリンの巻き起こした余波 from キレイカフェ*ブログ

ページの先頭へ戻る