ちょっといい話

04
02
2012

婚姻届を提出する前夜に父親が娘に電話をかけた。
「〇〇君は今いるのか?」
彼女はすでに婚約者と一緒に生活を始めていたので、
父親は土曜の夜ということもあり婚約者が娘と一緒にいると思ったのだろう。
でもその日は用事もあり、彼は実家に戻っていた。
彼女がそのことを告げると緊張していたらしい口調がやや和らぎ
「そうかそれならいい」と言って、電話を切った。
その直後に母親が娘に電話をしてきた。

母「お父さんね、〇〇君に、結婚する前に電話で話すとか言ってたんだけれど、
実際にかける時になったら緊張しちゃっていなくて逆にホッとしてるみたい。」

娘「なに話そうとしてたのかな?」

母「お父さんね、女兄弟に囲まれて育ったから小さい時から女性に
手を上げないように言われててママにも、もちろん手をあげたことはないの。
あなたの弟は男の子だからいつも殴ってたけれどね。
お父さんね、あなたが高校生の時に思い切り殴ったでしょ。
70年以上生きてきて最初で最後に殴った女性なんだって。
あなたのためを思って殴ったけれど、今でも、その時のこと、
殴った後のあなたの泣き顔が忘れられないんだって。
だから、〇〇君に、自分が人生で殴ったたった一人の女性で、
言い返せば最も愛情をかけた女性だから、大切ににだけしてほしいって。
言おうと思ったんだって。」

娘は電話を切った後、涙が止まらなかった。
父親が愛情を見せることは、物心がついてからは初めてかもしれない。
結婚とは新しい生活のスタートだけでなく多くの事を気づかせてくれる
きっかけにもなるのかもしれない。


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美ストーリー4月2日発売です。
最近は男性の方も自分に磨きをかける方が増えてきています。
ただ男性は病院で感じる痛みは苦手な方が多いようです。
この男性は15歳からの友人ですが、
やはり、自分を磨いているので素敵に年をとっています。
ただ、友人のお顔に針をさすのは私も別の意味でちょっと緊張しました。
しかしこの針を刺す施術は写真などで、施術中の見た目は怖いのですが、
男性でも大丈夫なほど痛みはあまりないんです。

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